2005-12-15
オーベルジュ「ル タン」
暮れの大忙しの中、最後の平日の休み、伊東温泉、洋風割烹旅館(オーベルジュ)「ル タン」に遊ぶ。
とんでも無く忙しい年、最後の平日のオヤスミが14日でした。
数の子の手配、支払い、理事長の仕事もそこそこに今年の最後の一休みです。
休み前日、13日の昼下がり、家に帰ったのが午後3時、一息のビールもそこそこに北千住駅に向かう。
東京駅に着いたのが4時半、こだまの出発したすぐ後でした。待ち時間30分。
熱海着6時、寒風の吹く中数十分の待ち時間。伊東着7時、連絡バスを失いタクシーに乗りこむ。ホテル着7時過ぎでした。
なんと3時間以上の行程のうち待ち時間が一時間です。
寒かったな!
「辻村様お待ちしていました」
心地よい出迎えと、ホテルの洒落たシャトウのような佇まいはフランス映画の貴族の館のパーティーに招かれたような気分です。
気持ちの良い温泉に入り、リラックスしてカシミヤのカーディガン、グレンチェックのパンツに履き替える。
ほどほどの客の居るダイニングルーム。気の利いた絵、アーチの梁に続く柱。期待は高まります。
まず酒は白。甲州の白、ハウスワインです。チョイト甘いな!
突き出し(アミューズ グールと言うそうです)
トマトのムース。美味い!トマトの甘味とコンソメの出汁の按配が最高。ウナル!

イナダと大根。これ、イナダかいな!?添えてある赤株、何もしていないのに”うまい”
前菜
ムツのサラだ仕立て。むつのそぎ身で酢漬けのカリフラワーをくるんでいる。こりこりした舌触り、イクラが中に仕組まれているんだ。例によって”何もしていない“野菜。普通の白い株、水菜、トマト、が添えてある。

スープ
株のフランと椎茸。カプチーノ仕立て。ゼリーみたいな株と椎茸だぜ。オイオイ!あわ立った表面、なんとも遊び心があって楽しい。

ここで酒を替える。馴染んだ白の味。シャブリ、いつも美味いよ。
ムツの”ブレゼ”
ブレゼって焼いて蒸したもののことを言うんだってさ!大根を縦に切ってスライス、焦げ目をつけている。何たる発明!蓮のスライス、人参、南瓜にブロッコリー。この大根が辛い、美味い。昔大根ってわさびの変わりに使っていたんでしたね!

口代わりのソルベ。
ワサビのシャーベット。これが又良い。判るかな??!!諸君。これが実に口の中を強制的にさっぱり、まさに口代わりなんだよ。

ここでやっと肉になるんだよ。
酒は赤になって「サン テミリオン」。チョイトスパイシーで悪くない。

和牛のステーキ
ボルドレーズ、ボルドー風。皿に塩、胡椒とワサビ。嬉しいじゃありませんか。付け合せのほうれん草、これが美味い。腰があって味がある。無論芋、水菜、野菜の美味いのは判ったって!!!

鹿肉のポワレ
ジビエだ!時期だもんね。--ーーと言って頼みました。肉、りんごソース。レバー赤ワイン煮こみ、と分けて味わいます。しかの肉は春に新島の親戚からもらう若い処女の肉のほうが美味いな!温野菜、もう余計なことを言う必要はありません。なす、芋、椎茸ーー

フロマージュ
チーズ盛り合わせ。「全部きってください」。杏、葡萄の乾したのを添えてある。サバランが昔「食後にチーズは絶対要るよな!」ーーなんて言っていたことを思い出す。一切れふた切れ食ってダウン。

デザート
イチゴとチョコレート。紫芋のムース。メロン。マンゴーのソルベ。シェフはパティシエも兼ねている。今までの料理のすべてそうであったようにこの皿もすべてノお菓子が個性的で、しかもそのコンビネーションが実に楽しいのです。

プチフール
発見したのは翌日でした。 魚屋の習性で朝は早い。満天の星を見ながら湯上りのビール。
昨日の余韻を思い浮かべてチーズとお菓子をつまむ。
ル タンのこの夕食、完璧でした。そして初めて体験するアイディアに満ちたものでした。
野菜が主役。それぞれの皿に盛られたそれぞれの食材がどの皿も個性的なのです。
そう、洒落たジャズのセッションを聞きに言った感じです。
野菜がピアニスト、そしてバンドマスター。
それぞれの皿にある食材のソロとインタープレー。一つの曲が終わると、次はリズムを替えてボッサ、次はフォービート、さらにスローーーーーー
突き出しのフルートソロの軽いボッサ、[little boat]
前菜はサックスに持ち替えてミディアムテンポのフォービート。[there'll never be another you]
スープはピアノトリオ。[
魚はラテンのミディアムテンポ。モーダルなロマンティックな曲。[con arma]
ここで休憩=ソルベ
牛肉はスロー。
鹿はトランペットも入れてスロー。
いかがですか??えっつ!?余計わからなくなったって?あはっはは失礼!!!なにぶん自己っちゅーなブログなもので、へへへ
とんでも無く忙しい年、最後の平日のオヤスミが14日でした。
数の子の手配、支払い、理事長の仕事もそこそこに今年の最後の一休みです。
休み前日、13日の昼下がり、家に帰ったのが午後3時、一息のビールもそこそこに北千住駅に向かう。
東京駅に着いたのが4時半、こだまの出発したすぐ後でした。待ち時間30分。
熱海着6時、寒風の吹く中数十分の待ち時間。伊東着7時、連絡バスを失いタクシーに乗りこむ。ホテル着7時過ぎでした。
なんと3時間以上の行程のうち待ち時間が一時間です。
寒かったな!
「辻村様お待ちしていました」
心地よい出迎えと、ホテルの洒落たシャトウのような佇まいはフランス映画の貴族の館のパーティーに招かれたような気分です。
気持ちの良い温泉に入り、リラックスしてカシミヤのカーディガン、グレンチェックのパンツに履き替える。
ほどほどの客の居るダイニングルーム。気の利いた絵、アーチの梁に続く柱。期待は高まります。
まず酒は白。甲州の白、ハウスワインです。チョイト甘いな!
突き出し(アミューズ グールと言うそうです)
トマトのムース。美味い!トマトの甘味とコンソメの出汁の按配が最高。ウナル!

イナダと大根。これ、イナダかいな!?添えてある赤株、何もしていないのに”うまい”
前菜
ムツのサラだ仕立て。むつのそぎ身で酢漬けのカリフラワーをくるんでいる。こりこりした舌触り、イクラが中に仕組まれているんだ。例によって”何もしていない“野菜。普通の白い株、水菜、トマト、が添えてある。

スープ
株のフランと椎茸。カプチーノ仕立て。ゼリーみたいな株と椎茸だぜ。オイオイ!あわ立った表面、なんとも遊び心があって楽しい。

ここで酒を替える。馴染んだ白の味。シャブリ、いつも美味いよ。
ムツの”ブレゼ”
ブレゼって焼いて蒸したもののことを言うんだってさ!大根を縦に切ってスライス、焦げ目をつけている。何たる発明!蓮のスライス、人参、南瓜にブロッコリー。この大根が辛い、美味い。昔大根ってわさびの変わりに使っていたんでしたね!

口代わりのソルベ。
ワサビのシャーベット。これが又良い。判るかな??!!諸君。これが実に口の中を強制的にさっぱり、まさに口代わりなんだよ。

ここでやっと肉になるんだよ。
酒は赤になって「サン テミリオン」。チョイトスパイシーで悪くない。

和牛のステーキ
ボルドレーズ、ボルドー風。皿に塩、胡椒とワサビ。嬉しいじゃありませんか。付け合せのほうれん草、これが美味い。腰があって味がある。無論芋、水菜、野菜の美味いのは判ったって!!!

鹿肉のポワレ
ジビエだ!時期だもんね。--ーーと言って頼みました。肉、りんごソース。レバー赤ワイン煮こみ、と分けて味わいます。しかの肉は春に新島の親戚からもらう若い処女の肉のほうが美味いな!温野菜、もう余計なことを言う必要はありません。なす、芋、椎茸ーー

フロマージュ
チーズ盛り合わせ。「全部きってください」。杏、葡萄の乾したのを添えてある。サバランが昔「食後にチーズは絶対要るよな!」ーーなんて言っていたことを思い出す。一切れふた切れ食ってダウン。

デザート
イチゴとチョコレート。紫芋のムース。メロン。マンゴーのソルベ。シェフはパティシエも兼ねている。今までの料理のすべてそうであったようにこの皿もすべてノお菓子が個性的で、しかもそのコンビネーションが実に楽しいのです。

プチフール
発見したのは翌日でした。 魚屋の習性で朝は早い。満天の星を見ながら湯上りのビール。
昨日の余韻を思い浮かべてチーズとお菓子をつまむ。
ル タンのこの夕食、完璧でした。そして初めて体験するアイディアに満ちたものでした。
野菜が主役。それぞれの皿に盛られたそれぞれの食材がどの皿も個性的なのです。
そう、洒落たジャズのセッションを聞きに言った感じです。
野菜がピアニスト、そしてバンドマスター。
それぞれの皿にある食材のソロとインタープレー。一つの曲が終わると、次はリズムを替えてボッサ、次はフォービート、さらにスローーーーーー
突き出しのフルートソロの軽いボッサ、[little boat]
前菜はサックスに持ち替えてミディアムテンポのフォービート。[there'll never be another you]
スープはピアノトリオ。[
魚はラテンのミディアムテンポ。モーダルなロマンティックな曲。[con arma]
ここで休憩=ソルベ
牛肉はスロー。
鹿はトランペットも入れてスロー。
いかがですか??えっつ!?余計わからなくなったって?あはっはは失礼!!!なにぶん自己っちゅーなブログなもので、へへへ
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